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日中外相会談の評価

2008年10月13日            
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日本の中曽根外務大臣は、26日11時10分(ニューヨーク時間)から約45分間、国連本部内において、中国の楊外交部長との間で日中外相会談を行った。
 

評価:

(1)麻生内閣最初の日中外相会談を行い、「戦略的互恵関係」の推進を確認した。

(2)今後とも一層協力し、首脳間、外相間で頻繁に意見交換を行っていくことで一致し、日中韓首脳会議の年内開催の方向で協力していくこととなった。

(3)日中関係の諸問題、北朝鮮問題、国連改革等についても率直な意見交換を実施した。

「戦略的互恵関係」を引き続き推進することを確認。双方は、今後とも一層協力し、首脳間、外相間で頻繁に意見交換を行っていくことで一致。

(イ)ハイレベルの往来等

 第二回日中ハイレベル経済対話を含め、ASEM、APEC、EAS等の機会を活用し、相互の信頼関係を更に強化していくこと、安全保障分野における交流や青少年交流を着実に実施していくことで一致。

(ロ)「食の安全」

 中曽根大臣より、中国における「食の安全」の問題は日本における「食の安全」に直結しており、我が国として高い関心を有している、中国による適切な対処を期待している旨指摘。楊部長より、中国政府としても「食の安全」を重視しており、努力している旨発言があり、日中間で緊密な連携が必要であるとの点で一致。中国製冷凍ギョウザ問題については、我が方として一刻も早い解決を求め、双方は、日中が捜査と協力を更に強化していくことで一致。

(ハ)東シナ海における協力

 先般の政治的合意を実施するための国際約束締結交渉を速やかに行う必要がある旨指摘。実務レベルでの意思疎通を引き続き行うこととなった。

(ニ)台湾問題

 楊部長より、台湾独立に対する反対、「一つの中国」の堅持という中国の原則的立場にいささかの変化もないとの説明があった。中曽根大臣からは、我が国政府の立場に何ら変更はない旨応答。

(2)北朝鮮

 中曽根大臣より、六者会合をめぐる現状に対する懸念を表明。五者が一致して北朝鮮に対し建設的な対応を求めていく必要があることを指摘。楊部長からは、六者が共に、第二段階の措置を全面的にバランスよく実施し、新たな段階に進めるようにしたい旨発言。また、中曽根大臣より、麻生内閣の下でも拉致・核・ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して日朝国交正常化を実現するとの基本方針に変わりはない旨説明。中国側の引き続きの協力を求めた。楊部長からは、拉致問題への日本国民の関心を理解している、話し合いを通じて日朝関係が改善することを希望している旨述べた。

(3)安保理改革

 中曽根大臣から、安保理改革に関し、我が国は常任理事国入りを目指す考えであり、中国側から一層前向きな姿勢が表明されるよう、両国間の対話を強化したい旨発言。楊部長からは、中国側は、日本の国際連合における地位と役割を重視し、日本が国際社会で一層大きな建設的役割を果たすことを望んでいるとの立場に変更がない旨述べた。

 


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