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日本からの海外格安ツアーのからくり

2008年04月25日            
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北京オリンピックを控え、中国に旅行を計画されている方も多いことと思います。とはいえ、北京オリンピック中は、夏休みの時期でもあり、航空券が繁忙期の値段、更にホテルは通常の8倍~10倍まで値上げされているとも報道されていますから、この時期の中国旅行を敬遠されている方もいるかも・・・

最近、海外ツアーの格安競争が日常になってきていますが、「中国に旅行に行ったけれど、買い物でぼったくりが多かった!」とか、「中国人は何でも売りたがる!土産物屋で騙された!」のような感想を持たれた方に、実は、格安ツアーにはこんなからくりがあるのです、ということをお伝えしたいのです。

★以下、2006年の記事ですが、http://blog.moura.jp/aoyama/2006/12/post_6ce7.html から引用させていただきました。

格安ツアーの落とし穴

格安ツアーのからくりは、現地旅行会社のマージンカット。つまり……

 パッケージツアーの中には、それこそ激安なツアーがある。しかし、結果的に出費がかさんだり、不愉快な旅になったりする可能性があるからご用心。

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イチキュッパでアジアへ? 格安っぷりも究極まできた感が……。でもそのウラには恐ろしい(?)からくりが

たとえばソウル2泊3日で1万9800円、ハワイ3泊5日で4万3800円とか。何しろ格安航空券(往復)だけでソウル2万円、ハワイ3万円はするのだから、航空券、ホテル、現地係員の送迎コミコミで、旅行会社はどうやって儲けてるの? と不思議になる。安く仕入れられる航空会社の航空券、ランクの低いホテルの部屋の大量買いで、ある程度まで価格を落とせるものの、限界はある。ではどうやってさらなる格安化を図っているのかというと、実は、現地旅行会社にタダ同然で仕事をさせているのである! そのため、現地旅行会社は土産物屋やオプショナルツアーからのキックバック(お客を連れて行くことで得られる収入)で採算をとることに。それこそが格安ツアーの落とし穴なのだ。

 例えばソウルツアーの日程。注意書きには「キムチ店に立ち寄り、空港へ」とか、「帰国日に両替店、民芸品店、キムチ店に立ち寄ります」とあるのが通例だ。ハワイのツアーだと到着後「DFSギャレリアへご案内(ショッピング約60分)」、「往復送迎、DFSへのご案内、説明会はキャンセルすることができません」などと記載されている。そこへお客さんを連れて行くことで収入を得ているわけだから、絶対にキャンセルさせないってことだ。到着後、一刻も早くお目当てのお店に行きたい、ビーチに行きたい……、または最終日、飛行機の出発時刻に間に合うギリギリまで市内でショッピングしたい、といった自由など許されない。

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キーワードは、「お土産」「オプション」「立ち寄り」「サービス」など。これらの語句には、書かれていない“続き”があることをお忘れなく

しかも、ソウルの場合、個人経営の民芸品店、キムチ店の商品はほとんどボッタクリ価格。ゴマ油なんかデパ地下価格の5倍もしていたりするからビックリ。ハワイの説明会(オリエンテーション)でも「オプショナルツアーを買わないと部屋の鍵を渡さないゾ」ぐらいの勢いで迫ってくることもあるし、香港では送迎バスで移動中に運転手へのチップと称して絵はがきを市価の数倍の値段で買わせたり、連れて行かれたあやしい店で部屋に鍵をかけられ、あたかも霊感商法のように、マインドコントロールして高額なモノを売りつけてきたりするから、こ……怖すぎる。日本ではキッパリ断ることができるような場面でも、海外というアウェイではツアーガイドに主導権を握られている弱みもあって、そうできない雰囲気があったりするんだなぁ。
しかし、それ以上に許せないのがムダな拘束時間。そもそも海外旅行は何日かの限られた日程の中でいかに有効に時間を使い、快適に楽しく過ごすかがポイント。なのに、行きたくもないお店などを何軒も引き回されて半日つぶれてクタクタになったり、オプショナルツアーを売りつけるために何時間も拘束されたり、帰国日にホテルから空港へ向かう途中に土産物屋に立ち寄るため、とんでもなく早くホテルを出発しなくちゃならなかったりと、ムダな時間が想像以上に多いのである。
 ただ、それがいい悪いというより、「格安で行くための条件」と心得るべき。だからツアー料金が限界まで安いわけで……。

上手な格安旅行テクは、「知識」と「拒否」と「覚悟」から

 で、ここからが本題。その対処法である。まず、到着日にDFSに立ち寄ったり、オリエンテーションと称して軟禁してオプショナルツアーを売りつけられる罠が潜んでいるのは現地到着時間が早く、ホテルのチェックインまでに時間がある場合。その筆頭がハワイ。日本からのフライトだとホノルル着は午前8~10時頃。午後3時のホテルのチェックインまで5~7時間もあるから、時間調整を名目にたっぷり時間をとり、参加拒否はできないシステムになっている。送迎をキャンセルすると違約金を取られる不可思議はそのため。まして荷物やホテルの部屋の鍵は“敵陣”にあるのだから困ったものだ。  
まぁ、DFSなら自由行動で休憩所で飲み物を飲むなどで休めるし、外に出ることもできるからまだいい。問題は軟禁状態のオリエンテーション。滞在中の説明は聞いておくべきだけど、オプショナルツアーは日本人向けの割高料金に設定されていることが多いのだ。事前に行きたいオプショナルツアー料金の相場を調べておき、もし、行きたいオプショナルツアーで納得できる料金なら頼めばいい。現地スタッフに喜ばれ、超いいお客さんになれる。しかし、料金、内容に納得できず、それでも何か買えと迫ってきたら、「予算ない」「ホテルでじっとするのが今回の旅の目的」「具合悪くてそれどころじゃない」などと言って断固拒否するべきだ。
韓国ツアーで定番の、帰国日のキムチ屋立ち寄りは、ガイドさんに、旅行者一人につき1万ウォン=約1200円程度を渡してキャンセルする交渉も不可能じゃない。要はガイドが収入を得るために立ち寄るだけだから。そのぶん、ホテルの出発を遅らせてもらえばなお良し。つまり滞在時間をチップで買うわけ。もちろん、他のツアー客が一緒の場合、自分たちだけが交渉するのは無理。でも、ツアー中に仲間同士が仲良くなれば、みんなで話し合ってみるのもいいかもしれない。全員で交渉すれば、多少の無理も通るはずだ。また、言うまでもないがキムチやカルビ、ゴマ油などは市民が利用するデパートで買う方が品質も安心で、値段も当然安い。香港などで高額なモノを無理矢理買わせようとしたら、とにかく「お金ない、クレジットカードもない(持っていても限度額いっぱい)」と突っぱねよう。ガイドさんは途端に不機嫌になるけど。

結局はちょっとプラスしたツアーの方が“得”するということ
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サーチャージなどの“大切な”事項は、旅行パンフレットの最終ページなどに、小さくしっかりと書かれてるので忘れずチェック

 もっとも、そうした格安ツアーならではの「落とし穴」、「条件」が納得できず、不愉快になりたくないなら、もう少し予算を上乗せして“ワンランク上のツアー”を選べばいい。ずっと快適で気持ち良く過ごせるし、時間を有効に使えるツアーになる。が、ここでも落とし穴の落とし穴がある。日系航空会社利用となっている場合、比較的高めの料金でも、そもそも航空券が高いため、それ以外の部分は格安ツアーと変わらない内容になることもあるのだ。

 

 そうそう、見た目4万3800円のハワイ格安ツアーでも、国内空港使用料(成田の場合2040円)、現地空港諸税6180円はともかく、今では航空燃油高騰のため、航空会社が設定する燃油サーチャージ※1万7800円なども別途追加されるのでご注意を。4万3800円のツアーが6万9820円になっても、ボッタクリではありません。

※燃油サーチャージは航空燃油価格の高騰により設定された付加運賃で変動制。原稿中の価格は’06年12月現在の日本航空の料金。国内空港使用料、現地空港諸税、燃油サーチャージはどんなツアー、航空券でも適用されます。


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