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中国からの訪問客100万人近く、その原動力の分析

2008年03月20日        情報源:レコードチャイナ    
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中国人インバウンド」ホスピタリティ戦略(3)-崎本武志

 日本は21世紀に入り、官民挙げて「観光立国」の推進に努めている。その旗振り役となっている国土交通省は、日本人の海外旅行者が約1600万人であるのに対し、日本を訪れる外国人旅行者は、その3分の1以下である約500万人に過ぎない(2002年時点)ことから、その格差をできる限り早期に是正することを目的として、2003年4月より「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を実施している。「2010年までに1000万人の訪日外国人誘致」という目的を立て、「YOKOSO!JAPAN」を合言葉に掲げたこのキャンペーンも、活動を開始してから今年で丸5年が経つ。

 この5年間における各方面の努力が実を結び、海外からの観光客は着実に増加している。2007年は全体で約835万人となり、ことに中国からの訪問客も約94万3000人を数え、過去最高の人員を記録したほか、訪日外客数全体に占める中国の割合は11.3%となった。国・地域別順位では、1999年から2006年まで8年連続で4位だったが、2007年はアメリカを抜き、韓国、台湾に続き第3位に浮上した(国際観光振興機構調べ)。

 その原動力について、国際観光振興機構(JNTO)は、下記のように分析している。

1.好調な経済をバックにして購買力が増大し、株価・不動産価格の上昇に支えられて可処分所得が増加したことにより、海外旅行を楽しむことが可能な層が増えた。

2.2007年は日中国交正常化35周年のイベントが多かった。これをきっかけとして中国メディアを通し日本観光の広報・宣伝を繰り広げたことが功を奏した。

3.日中間の航空路線が20路線増加したほか、中国内陸都市と日本地方都市間においてチャーター便を多数運航した。

4.中国を出港し、日本などを周遊する「コスタ・アレグラ号」(イタリア船籍)が運航され、客足が好調であった。

5.2007年9月15日―17日に、神戸と大阪で「第9回世界華商大会」が開催され、中国を始め世界各国から華僑が多数参加した。

6.夏休み期間(7―8月)を中心に、中国からの訪日教育旅行(修学旅行)が増加し、数千人が訪日した。9月にも、約400名が日本各地(北海道、青森、愛知、福岡など)を訪問した。

7.2007年には首脳の往来があり、現地マスコミを通じて日本に対するイメージが大幅に改善されたため、それがプラスに作用した。

8.中国から東南アジアへのツアーの品質見直しが行われるようになり、同ツアーの価格が全体的に値上がりした。そのため、訪日ツアーとの価格差が小さくなり、旅行地として日本を選択する裾野が広がった。

9.中国からの訪日人員は年間通じて堅調に推移したが、特に三大休日(春節、労働節、国慶節)期間と学校の夏期休暇期間(7―8月)はピークとなり、ピークをずらして訪日する動きもあったほか、桜や紅葉をテーマとしたツアーも好調であった。

 日本政府や民間団体などの地道な努力が実を結んだ結果であることに敬意を表しつつ、今後の対策に関する私見を次回述べてみたい。(執筆者:崎本武志)
 
以上の記事について詳しくは
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0305&f=column_0305_004.shtml 
をご覧ください。
 


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