また、2003年以降、医療費全体に占める薬代の割合は減少し続け、外来患者における薬代は、2003年の55.6%から、2007年の50.8%に減少し、入院患者は44.3%から42.3%に減少した。
全国医療機構(診療所、医務室や農村衛生室を除く)に診療に訪れた人数は、25.7億人(延べ)となり、入院患者の人数は延べ8623万人を超えた。2003年と比較してみると、診療に訪れた外来患者数は、4.7億人増加し、23%増加し、入院患者数においては、2531万人の増加で、42%増加した。過去5年間で、中国の病床使用率は増加し、平均入院日数は短縮されたものの、医師の仕事における負担は高くなったといえる。医師が一日に診療する患者数は5.8人、担当する入院患者数は、1.7人であり、2003年に比べると、それぞれ0.8人、0.3人/日の増加となっている。
過去5年に、中国は公共衛生サービスのシステムを構築し、更に伝染病やエイズ、結核、B型肝炎、吸血虫病などの予防や管理能力を強化させている。2006年から2007年にかけて、中央財政部門は、エイズの予防と治療に対して18億元を投じ、2007年11月末までには、抗ウイルス治療を受けたエイズ患者は31省1190県合わせて3.9万人にのぼっている。
また、2003年以降、中国の婦人幼児保険システム管理も充実した。出産前検査率は、90%前後、産後検査も86%前後を維持し、病院での出産率は、88%と、4年連続上昇し、9ポイント上昇した。2006年の農村における病院での出産率は85%で、2010年までに65%を目標としていたが、これも達成した。3歳以下の幼児システムの管理率は、74.%、7歳以下の児童の保険管理率は75%となっている。
2007年9月末までに、新しいタイプの農村協同医療制度を着実に推し進めた全国の県(市・区)の数は2248で、農村部の住民7億3千万人をカバーしている。また2007年1月-9月までには、医療基金の累計支出が220億3千万元となり、2億6千万人がその恩恵を受けた。都市部住民基本医療保険の試みが79の都市で実施され、今後この保険に加入する人数は、3000万人にのぼると見込まれている。